提携機関の紹介 健康ライフサイエンス
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機関のご紹介
代表者からのメッセージ
提携の経緯
免疫力を担う細胞はリンパ球をはじめとする多種多様の細胞からなり、機能もいろいろで、血液中や身体中の組織にあります。 これらの免疫力を担ういろいろな細胞の数や機能をそれぞれ測定することはできましたが、それを纏めて見る方法がありませんでした。HLSはいろいろなリンパ球の数や機能を測定した後、基礎データを参考として、1~3点までのスコアとして再評価し、それを統合して、免疫力を定量的に評価する方法を開発しました。さらに誰でも分かり易いように、免疫力のレベルをリンパ球年齢やTリンパ球年齢として算定することも考えました。
この様に、より広く多くの方々に免疫力を分かり易く理解して頂く努力をしていた時に、森田薬品工業さんと出会いました。その折に、誰でも、何処でも手軽に免疫力を測定するためには、指先から自分で微量採血し、測定する方法が必要であると相談しました。その結果、実用可能な微量採血法が開発され、現在、それを用いて、免疫力の測定の普及を本格的に進めていくための準備をしているところです。
現在の取り組み
免疫力(主としてリンパ球からなる防衛能力)が外からの病原体(細菌・ウイルス・カビ)の感染から身体を守る重要な働きをしています。今、世界的に広がっているコロナ感染症は若年・中年層を中心に広がっていますが、感染で重症化して死ぬのは、免疫力の低い老年者です。免疫力は思春期にピークがあり、年齢と共に低下します。低下の程度は人によりことなりますが、70歳代を過ぎるとピークの10%にまで低下する人もいます。この免疫力の低下は老化により避けられないことですが、ストレス、感染、不適切な生活習慣により、低下が加速します。免疫力はいくつものリンパ球、好中球、マクロファージなど、多くの細胞、組織、器官、システムが協調しながら、身体を守っています。その協調はまるでオーケストラのように調和を保って美しいハーモニーを奏でているように見えます。ところが、ストレスや感染などがあるとハーモニーが崩れて不協和音が生じると、免疫力が低下し、感染症にかかり易くなります。その不協和音について、免疫力を測定し、いち早く見つけるのが私たちの取り組みです。
HLSは皆さまのリンパ球を測定し、免疫力のレベルを誰にでもわかりやすい方法で算定いたします。その一つが免疫力年齢あるいはTリンパ球年齢で、それが実年齢よりも高い場合には、免疫力の低下を示唆しますので、健康を維持するためには、免疫力を向上する必要があります。HLSは免疫力の測定に加えて、免疫力向上のアドバイスを提供することにあります。免疫力の低下の主因は老化ですが、それにストレス、不適切な生活習慣、あるいはいろいろな病気によって促進されます。免疫力低下の原因を探り、免疫力向上のアドバイスをするのが、HLSの役割と考えています。
今後の展望
森田薬品工業さんと連携して、今後は医療機関を通さず、誰もが気軽に薬局やご自宅等で指先から微量採血し、HLSに送付できるようにしていきたいと思っています。 HLSでは、測定結果を誰が見てもわかるようなグラフにコメントを付けるなどして対応していきたいと考えています。
測定方法は「微量採血」なので多くても200㎕ (マイクロリットル)で十分なので、1ml (ミリリットル)の5分の1くらいの量で構いません。そして、血圧の測定と同じで、1回だけやればいいということではなく、ある程度期間をあけて複数回の測定が大切です。そうすることで日々の体調がわかるようになり、自身の健康管理もより行いやすくなるでしょう。
このような免疫力の測定システムの開発は世界初のことで、まだどこも始めておりません。免疫力判定検査に使用しているこの測定方法は、既に日本とアメリカで特許を取得しています。今後は免疫力測定のパイオニアとして、リンパ球だけでなく、血清なども測定してより幅広い疾病に対応し、最終的には皆さまをかかりつけ医に繋げるところまでトータルでケアしていきたいと考えております。