プレMAFの技術情報

抗体製剤との併用効果評価試験
(東京慈恵会医科大学との共同研究結果)

試験方法

ヌードマウスの背部皮下に106/mouseのOE19細胞を移植した。マウスを4群に分け、無処置群、プレMAF, トラスツズマブ単独、または併用投与群とした。プレMAFは10ng/mouseを移植後5日目より10日間連続で皮下注射した。トラスツズマブは25µg/mouseを移植後5日目より3日間間隔で計4回腹腔内に投与した。腫瘍細胞を移植後、週1回の頻度で腫瘍径を垂直に交わる2方向からキャリパーを用いて計測し、その数字を乗じたものを腫瘍サイズ(mm2)として表した。

試験結果

プレMAF投与なし トラスツズマブ
+プレMAF投与あり
プレMAF投与なし トラスツズマブ+プレMAF投与あり

腫瘍サイズ(mm2)

抗体製剤(トラスツズマブ)単独群より、プレMAFとの併用群の方が腫瘍サイズが著しく小さくなっている事が分かります。
つまり、プレMAFには抗体製剤との併用による抗腫瘍効果がある事を示している。

トラスツズマブとは
HER2蛋白に特異的に結合する事で抗腫瘍効果を発揮する分子標的治療薬の一種。
HER2に特異的に結合した後、NK細胞、単球を作用細胞とした抗体依存性細胞傷害作用(ADCC)により抗腫瘍効果を発揮する。

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