プレMAFの技術情報

マウス肺がんに対する抗腫瘍評価試験
(東京理科大学との共同研究結果)

試験方法

Lewis Lung Carcinoma(LLC)細胞は、100 mmプラスチックシャーレにおいて、10%ウシ胎児血清含有Dulbecco’s Modified Eagle Mediumにより37℃、5% CO2のもと培養した.培養上清を除き、LLC細胞を4℃のPhosphate Buffered Saline(PBS)に懸濁させ、4℃のもと200×gで5分間遠心し、さらに上清を除いた.沈殿したLLC細胞を4℃のPBSに懸濁させ、2×105 cellsのLLC細胞を1群4匹から成る6週齢のC57BL/6マウス(雄)の尾静脈内から注射した.
注射7日後から400 ng/kgのプレMAFを、腹腔内投与(i.p.)、皮下注射(s.c.)、筋肉注射(i.m.)にて10日間連続投与した.最終投与翌日にマウスを屠殺し、肺を実態顕微鏡により撮影の上、肺に形成された腫瘍結節数を計測した.

試験物質 試験物質濃度 投与経路 匹数
control なし 皮下注射 4
プレMAF(i.p.) プレMAF 400 ng/kg 腹腔内投与 4
プレMAF(s.c.) プレMAF 400 ng/kg 皮下注射 4
プレMAF(i.m.) プレMAF 400 ng/kg 筋肉注射 4

試験結果

肺腫瘍結節数(個)

プレMAF投与なし プレMAF投与なし

プレMAF投与あり プレMAF投与あり

プレMAFはどの投与経路においても、肺に出来た腫瘍数が著しく減少している事が分かります。つまり、プレMAFには抗腫瘍効果がある事を示している。

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